[ベトナムで仮想通貨] 最近流行の NFT とは何なのか?

こんにちは、ぼくのホーチミン現地生活情報局のぼくです。

今回も仮想通貨シリーズです。

今回は仮想通貨関連で最近日本でもベトナムでも大きく話題になっている NFTについてご紹介したいと思います。

最近はテレビでも取り上げられるようになって気になる人も出てきているかと思いますが、NFTについて浅くだけでも理解している人すらほんの一握りの状態ですので、 できるだけわかりやすくNFTとは何かについて書いていきたいと思います。

ぼくも深くは理解していませんし、本当に浅いレベルですが、NFTがどういうものかは自分なりに理解しているつもりなのでそこの知識の共有をさせてください。

必ずお読みください:

*仮想通貨は投機・投資にカテゴライズされるものですので、全てご自身の責任でお楽しみください。資金が目減りした、無くなってしまったなども含め一切の責任・個別のアドバイスはできませんのでご了承ください。

*日本・ベトナムから仮想通貨を楽しまれることと思いますが、各国の日々変わる法規制や見解については全てご自身の責任でご確認ください。この記事内で紹介している内容に誤りがある、情報が更新されていないなどについての責任は一切取れませんのでご了承ください。



世の中舐め男
世の中舐め男

NFTって最近よく聞くけど、全く意味がわかんないんだよね・・・あれ何なの?

ちょっと難しいよね。ビットコインみたいな仮想通貨的な雰囲気かなと思ったらなんか変な手抜きみたいな絵が何十億円で売れているし。。。世界は狂ってしまったのだろうか・・・

ベト子
ベト子
世の中舐め男
世の中舐め男

あんな感じの絵で売れるならオレもちゃちゃっと絵を描いて売れば億万長者だよな。。。

仮想通貨バブルで億り人が増えたから、お金の使い道がない人が買ってるのかなぁ・・・?

ベト子
ベト子

[ベトナムで仮想通貨] 最近流行のNFTとは何なのか? について迫る

ぼく
ぼく

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NFTとは?

NFTって何? - 言葉の説明

正式名称は Non-Fungible Token(非代替性トークン)で、読み方はエヌエフティー。改ざんが難しいブロックチェーン技術を使って、芸術作品の作者や所有者の情報を保証するデジタル資産のことです。コピーが容易なデジタル作品を唯一無二の本物と証明できるようになり、転売などの取引履歴もたどることができます。

情報源:日本経済新聞

はい、もうこれ1行目読んだだけでギブアップしたくなると思いますので、分解していきましょう笑

 

まず、 Non-Fungible Token から分かるのは、NFTってのはとりあえず頭文字を使った省略語であるとわかりますね。

 

英語わからないよ!って方も多いと思うので、英語の説明は省きますね。

ってことで、今のところ NFT = 非代替性トークン ってことはわかりましたね!

非代替性 = 他に代わりになるものがない性質 ってことですね。

たとえば、このブログを書いている "ぼく" と そこら辺の道を歩いているおじさん は全く異なるもの(人物)であると認識できますね。つまり、"ぼく" 意外に "ぼく"はいないということです = オンリーワン = 非代替性

一方、このブログを書いている"ぼく"という認識をせずに、あくまで1人の人間であるとだけ認識した場合、そこに代替性 (他のもので代わりがきく性質)はあります。何十億人といるどの人でも、"人間" というくくりでは代わりが効くのです。

それでもよくわからなかったゾっ!っていう方は、非代替性 = 1万円札のところに書いてる通し番号だと思ってください。S000012143123みたいな番号が紙幣には書いてると思います。これって、刷った時期やその紙幣自体を特定するために振られている番号ですよね。これって世界に基本的には1番号=1枚ですよね。これが非代替性。

オンリーワンで替えが聞かないものは非代替性があるということです。

ということで、最初のNFTに戻ると、NFTは非代替性がある。つまり、"デジタルなもの" でありながら特定ができるということです。

まぁ、仮想通貨と一緒くたにされがちですが、トークンとはいいながらコインではなく、 あくまでデータの保存形式(.jpg, .pmg, .mp3など)だと思ったらいいと思います。非対称性を持たせる保存形式だと考えたら今後のNFTについての理解も簡単になるでしょう。

 

例えば、キムタクのとある画像があるとします。

その画像は、友達にLINEで送れば、その友達は保存できて、それをさらに人に送ったり、インスタグラムにすることで、いわゆる無限にコピーが出来ますよね。

言ってしまえばその写真を誰が撮ったのかなんで最初から加工してサインでも入れてない限りわからないですし、うまくフォトショップを使って写真画像を合成でごまかしちゃえばそんなサインも消せちゃいますよね。

 

そうした画像データが世界に広がっていってしまうのは、その画像に非代替性がないからです。つまり、そのオリジナルの写真自体を特定できない形で画像データが用意されているのです(=スマホのカメラで撮影した写真をそのままLINEで送る)。

じゃあ、どうやってそのNFT作れるの?

私のiPhoneでもできるかしら?という質問が出ると思いますので、次の項目で説明します。

世の中舐め男
世の中舐め男

ってことは、ビットコインみたいな投機性の強い通貨とはちょっと違って、新しいデータの形式なのか!



NFT ってどうやって作るの?

先ほどの日本経済新聞の記載でもあった通り、 ブロックチェーン 技術を使って、改竄がとても難しい状態にしてデジタルデータに非対称性を持たせて保存しているのがNFTというデータの形式(状態)でしたね。

つまり、「写真」にNFTという形式でのデータ状態にすればいいということですが、流石に自分でその改竄が難しい状態にしてNFTにするのはほぼ不可能だと思うので、いわゆるNFTの取引所でNFTを作ります。

どうするかというと、みなさんの持っているデータを取引所で出品するのです。

その出品するプロセスの中で値段も含めて様々な設定をすることになりますが、それを経て出品したら自動的にNFTとして取り扱ってもらえます。出品形式によってはお金(仮想通貨で支払う)がかかるケースもありますが、出品にそうした費用がかからない方式もあります。



世の中舐め男
世の中舐め男

ってことは、なんかパソコンにインストールするってわけじゃなくて、そういうサービスを使えば簡単にNFTとしてデータを販売できるんだね

Opensea.io : NFTを作れる取引所の1つ

Opensea.io (オープンシー)は海外にある最も人気のあるNFT取引所の一つです。

Opensea.ioの登録はこちら(*基本無料です):https://opensea.io?ref=0x3c124bfe30312cf64adda2b0333ae7a6bffc9d6a

ちなみに、Opensea.io の登録 / ログイン時に必要となるのは METAMASK (メタマスク)という仮想通貨のお財布 (ウォレット)です。METAMASKのウォレット所有者であることを証明することでログインができるようになっています。

 

Google Chromeを使っている方は、拡張機能としてブラウザに埋め込むことができるので便利です。

 

METAMASK (Google Chrome) :https://chrome.google.com/webstore/detail/metamask/nkbihfbeogaeaoehlefnkodbefgpgknn?hl=ja

METAMASK (公式ページ):https://metamask.io/

世の中舐め男
世の中舐め男

なんかよくわかんないけど、とりあえずメタマスクインストールして、それを使ってOpenSeaってところみれば出品できたり購入できるんだね。百聞は一見に如かず!とりあえずやってみるか!
どうせ無料だし!

NFTで何ができるようになるの?存在価値 (メリット)は?

ここまでNFTってどんなものなの?っていうところはイメージが大体ついたと思います。

でも、NFTがどんどん人気が出たとして私たちの生活にどんな変化があるの?ってのがよくわかりませんよね。

実際のところ、このNFTの技術も日々急速なスピードで進歩しているので私たちもまだ全て認知できているわけではないのです。実際今の段階で現実化していること / これから近い将来現実化していくであろうことも含めてお話していきます。



1:デジタル芸術作品の所有権を主張できる

世の中には非常に多くのコレクターがおられて、私たちでは考えられないほどの高額でモナリザなどの絵をオークションなどで購入する人がいましたよね。

それは何故でしょうか?

そのモナリザの絵は誰もが "本物であると認めている" からです。それをコピーした場合、偽物であるとバレてしまい、そのコピーに本物のような価値は発生しません。

では、オンライン上ではどうでしょうか?

インターネット上で、モナリザの写真を持っていてもその写真に何の価値もないですよね。仮にその写真が世界に1枚しかないとしても、誰がそれを本物だと証明できるでしょうか?

だからこそ、インターネット上の写真についてはコレクター目線では価値は発生してきませんでした。

ただ、このNFTの台頭によりその流れが大きく変わりつつあります。

NFTは前述した通り、改竄が非常に難しく、そのNFTに込められたデータを読み取れるソフトウェアなど(取引所やウォレット、ゲームも含む) によって "本物であると認める"ことができます。それにより、デジタル上の資産(写真・音楽・動画・文字など)に希少性 が可能となり、現実世界の物理的な絵とほぼ同様にデジタル資産も注目されています。

いままで、モナリザの絵を落札した人が自慢してきたように、○○の動画の所有権を自慢する人がネット上に現れてくることでしょう。

最近(2021年 9-10月) NFTで多く盛り上がっているのは、非常に高額で落札されるよくわからない絵だったりしますが、それもいわゆるコレクター目線での価値を感じているからなのです。

例としては、史上最初のツイートが数億円で売れていたり、謎の川に落ちている石ころの写真が数億円で売れたり・・・

ただ、勘違いしていただきたくないのは、最初からどぎつい高額で売れているものについては「その写真そのもの自体の価値」が評価されているわけではなくて、その後ろにある背景・作者としての価値がしっかりと支えているからなのです。

例えば、1,000円のスニーカーでも、キムタクが使えば10,000円で売れるとします。

これは、スニーカーそのものの価値が向上したわけではなく、キムタクが使ったことによりキムタクのコミュニティ(ファン)が付加価値を感じて9,000円もの上乗せの後に 10,000円で売れているのです。

つまり、ぼくのようにファンが0人の作者がチャチャっと適当な写真を撮ってNFT化してOpensea.io などで出品しても売れる可能性は限りなくゼロに近いのです。(悲しいですが・・・)

つまり、NFTとはあくまでデータそのものの価値というよりも、"そこに付随する価値 (= 背景にいるコミュニティ)" が値段として反映されていると言ってもいいでしょう。

世の中舐め男
世の中舐め男

なるほどね!確かに今まで、オンライン上でそのデータが誰の所有物なのか公に認める方法って、すごい難しかったよね!

2:コミュニティの盛り上げに活用 (ファントークン)

上記の1番でも少し触れましたが、"コミュニティ開発"についてはNFTが非常に重要な役割を持つようになると考えています。 大きく3つメインで導入されている(され始めている)動きをご紹介します。

まずは、 ファントークン と呼ばれるもの。

例えばサッカーの欧州クラブチームや日本でもいくつかのサッカークラブ が発行したりしています。

クラブチームが特定のトークン(=NFT)を発行することで、会員管理が多様化します。

例えば、今までのファンクラブだと、毎月980円など特定の費用を請求して、会員限定の特典や情報を完全にクローズドで提供しています。そこで、クラブチームとしては会員の細かい個人情報を把握して運営していたと思います。

ただ、このファンクラブとは別で新しいファンクラブを立ち上げることができず、なかなか会員 / 会員特典管理に多様性を持たせることが難しくなっていました。

そこで、この既存のファンクラブ とうまく共存させることができるのが、ファントークン です。

ファンクラブはメインで既存の形をとりつつも、ファントークン という形でプロジェクトベースでの参加者を募ることができます。

例えば;

今度 うちのチームに所属の 山田選手 主催で応援イベントを実施します!それに伴い山田トークンを発行します!

トークン1枚 1,000円!で1,000枚だけ発行します!

 

トークン保有者には購入時期にはかかわらず以下の特典があります;

・チーム主催の年末イベントの参加権
・トークン保有者しか参加できない山田選手とのクローズドコミュニティへの参加権
・山田選手関連のグッズのオンライン購入は常に10% OFF

といった具合で、値段もその特典も決定することができます。

いわゆるプロジェクトベースでのファンクラブが可能となったイメージです。

ファントークンの保有者としては、今まで月額で払っていたお金はファンクラブ を退会した後は戻ってきませんでしたが、このトークンについては転売(2次流通)が可能となっているため、1,000円でトークンを買って保有していて、その後そのトークンの需要が高まっていった場合、値段が株価のように上がっている可能性があります。そして、2,000円で売れるかもしれませんし、人気がなくなってしまい500円で売れるようになるかもしれません。

お金目当てではないですが、応援しているプロジェクトが成功に向かうほどそのトークンの価値も上昇するということです。そういう意味では、応援する楽しみが一個増える感覚ですね。

すでに、サッカーの本田圭佑選手なども発行したりしていますが、これについては次回個別にご説明させていただきたいと思います。

世の中舐め男
世の中舐め男

この流れは普通に海外で活発化しているから、日本でもさらに拡大していきそうだから注目しとくべきだね!



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3:資金調達 (新しい形のクラウドファンディング )

NFTのこの使い方はクラウドファンディング2.0とも呼ばれていて、資金調達でも活用されています。

トークンの購入 = 資金支援 という形で、そのリターンをトークンの保有ということで仕組みを作ることができます。このトークン保有している人はその枚数に応じてリターンを得ることができるという設定ができます。

今後は、そのトークンの保有を証明するツールなどが発表されていくと思います。

それに伴い、トークン保有者限定のコミュニティの運営管理も非常に楽になってくることでしょう。また、このトークンを保有していることが、支援している証にもなるので他の人に対して自慢できるというのも感情的な価値の一つになりますね。

1 x 2 x 3 それぞれの要素や目的が交わってトークンが運用されます。

世の中舐め男
世の中舐め男

トークンを発行することで、自分の既存のフォロワーやファンにトークンを持ってもらうことで、みんなで一緒のものを持つ連帯感が生まれそうだね!
自分で支援を集めてくると言う意味でもクリエイターが自走化できるのか!

まとめ:NFTは無限の可能性を秘めている - 今後に注目

絵を描くのが上手な人、映像を撮るのが上手な人、写真を撮るのが上手な人いろんなクリエイターも、このNFTを活用し非常に多くの人から支援を受け、コミュニティを開発していくことが可能となります。

NFTはまだまだ序章で、ここにもっといろんな機能が開発されて今後私たちの生活に入ってくると考えられます。

例えば、皆さんのパスポート管理、免許証、保険証、その他の本人確認書類などはまさにNFTがその管理に一役買う可能性があることは皆さんも予想できることでしょう。

今後のNFTニュースに注目です!

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