こんにちは、ホーチミン現地生活情報局のぼくです。
2020年上旬のコロナの影響により、大きく社会変容が起き、今まで通り投資をするのではなく、今後の社会あどうなっていくかを先に見越して投資していく必要があるように、ぼくは感じています。
そこで、特に株式投資を意識して、ベトナムの社会動向や経済動向の予測に影響を与えるであろう、もしくはその予兆を示しているであろうニュースをまとめることで、みなさんの参考となることができればと考えております。
(*具体的な個別株についてオススメはしていませんので、銘柄選びの参考にしていただければと思います。)
(*報道ベースですので、報道自体の解釈、ぼくの解釈が実際の実施内容と異なる可能性がありますので、自己判断にてお願いします。)

日本にいると、ベトナムの状況がどうかっていうニュースはみれても、感覚がわからないから判断が難しいんだよねぇ
そうだね!実際、数字で判断してるだけではわからない要素(リスク)が結構隠れていたりするしね


だからこそ、全部は無理にせよ、ベトナムの経済理解に影響与えそうなニュースをまとめてみたんだ!
ベトナム株・経済の参考になる可能性のあるニュース ぼく流まとめ

ホーチミンのスマートシティー "東部都市" 計画

ホーチミン市人民委員会長のNguyen Thanh Phongさんによると、"東部都市"は、『ホーチミン市の経済促進』と『現在動いているプラットフォームにおける産業革命4.0 に関するベトナム南部エリアの鍵となる経済地域』の核となります。
東部都市の機能は大きく3つ;
- 科学技術・調査・アプリケーションの中心
- 高度人材教育・育成の中心
- ハイテク製品の製造・取引の中心
このエリアは、『国際基準と事業への効率的な金融支援』により、ハイテクの基礎・現代技術と社会インフラにおける付加価値チェーンの確立に貢献することが期待されています。
同時に、インターナショナルレベルの生活を提供するために、『科学的・技術的な調査』と『商業製品開発のアプリケーションによる技術』を繋げる、閉鎖的で科学的かつ技術的なアプリケーションモデルを配備することで、中央の役割を果たします。
ニュース:https://vnexpress.net/ap-u-ve-thanh-pho-phia-dong-sai-gon-4092260.html
ベトナム投資や進出には、まずベトナム人の特性を知ることが重要!現場レベルでのベトナム人の特徴をまずは要チェック!
アップルなど外資による流入

新型コロナウィルスの影響もあり、アップルによるサプライチェーンの多様性を高めることでAirPodsの生産スピードを高める目的で、ベトナムでの同製品の生産を開始。
ワイヤレスイヤホンの30%または、3-4百万点ものAirPodsが第二四半期にベトナムにて生産されます。
しかしながら、これらのワイアレスイヤホンのカテゴリには AirPods Proモデル分がカウントされていません。
これが、ベトナムで初の、数百万点にも及ぶAirPods生産となります。
アップル製品の生産受託業者も次々にベトナムでの工場確保を急いでいるとの情報もあります。
また、韓国のサムスン電子も、さらなるベトナム生産力強化に急いでおり、FDI(Foreign Direct Investment)は今後、さらなる急速な拡大を見込めます。
アップルやサムソンに限らず、チャイナリスクの再認識・緊急事態対応力・サプライチェーンの多様化を理由に、ベトナムへの生産移管を進めている会社も多い模様です。
ニュース:https://vnexpress.net/apple-tang-san-xuat-o-viet-nam-4096516.html
ニュース:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-21/Q4FSC9T1UM1601
外資受け入れ体制の整備

ベトナムのフック首相は、『特別執務チームとFDI誘致のためのスキーム』の立ち上げを決定しました。パンデミックの脅威にさらされている世界における、ベトナムへの製造移管の波を掴み取ることに注力しています。
首相は多国籍ハイテク系のリーディングカンパニーに注目して、『このパンデミック後の投資の流れ』をうまく利用する必要があると考えています。そして新しい社会におけるFDI資金誘致の方法には、新たな動きが必要であると考えている模様です。
そして、『投資家が何を議論し、何を協力して欲しいのかについてしっかりと考えた上で、WIN-WINの関係を築く必要がある』と考えています。
FDI誘致の競争が熾烈になっている中で、優位性のあるインセンティブをしっかりと与える必要があります。
この目標を達成するため、FDI誘致のための特別チームの立ち上げが提案され、承認された形です。
そして、首相は『今すぐにプロジェクトの立ち上げを行うこと』を指示しています。特に、スペースや人材不足などのボトルネックに注力することも指示しています。
ニュース:https://vnexpress.net/lap-to-cong-tac-dac-biet-don-song-fdi-moi-4103818.html
投資後に現地社員を採用する必要があるときのために、注意点は事前に知っておくべし!
ベトナムが世界トップクラスでのコロナ抑制成功事例として評価

世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、べトナムでは厳格な対策を講じた結果、感染者数は324人と感染は抑制されています。ベトナムのフック首相は、こうした成果を積極的にアピールし、海外からの投資や観光客を呼び込むことで、打撃を受けた経済の立て直しを加速させたい考えです。
ベトナムは感染拡大を防ぐため、水際対策の強化や隔離の徹底、さらに経済活動の制限など、厳格な対策を打ち出しました。
これまでの感染者は324人にとどまり、政府は、先月中旬以降、順次、制限の緩和に踏み切っています(2020年5月23日時点)。
フック首相は『経済よりも国民の命を優先する』と語っていますが、結果として、先手を取る形での力強い規制強化により、経済ダメージの最小化、短期間での国内感染抑制成功、死者ゼロを実現しています。
文字だけ見れば、事業者的にはリスクですが、中期目線で見れば他国よりもリスクが低い可能性を感じるでしょう。
ニュース:https://vnexpress.net/lap-to-cong-tac-dac-biet-don-song-fdi-moi-4103818.html
抑制成功についてうまく解説されている動画がありますので、そちらも一緒にご覧いただくとより情報のキャッチアップがしやすいと思います。
ぼくの過去記事では、ベトナム政府のマーケテイング力とその機動性が鍵であったと分析しています。ご興味の方は、ぜひご一読を!
まとめ:これらのニュースはあくまで2月時点では予想できたこと。そして今後は?
2月にコロナがベトナムでも本格的に認識されるようになってから、チャイナリスクについては予想ができたことと思います。
中国集中の生産ー>他国への一部移管・全部移管の検討ー>東南アジアのどこかー>労働費・外国投資誘致・国民性などを検討し、ベトナムに
となることは、ごくごく自然の流れだったと思います。
では、今後、そういった投資が入った際に、どの業界にベネフィットが入ってくるのか・・・?と言った形で連鎖的に未来を描いてみるのは面白いのではないでしょうか?
ベトナムにオフィス開設される際に直面する巨大なリスク=物件 事業用物件を借りる際の注意点を確認しておきましょう!
