(追記:2020年5月分更新)
こんにちは、ホーチミン現地生活情報局のぼくです。
今回は、今までずっと違和感を感じていたホーチミンの闇?についてご紹介します。
ホーチミンでホテルに住まれている駐在員の方も多いと思います。そう言ったホテル住まいの方には少し馴染みのない話かもしれません。
逆に、一般の家に住んで電気代を支払われている方にとっては『確かに!』って言う話になるかもしれません。
4月10日時点では、ぼくの周りのベトナム人も同じように『なんか電気代が謎に高いんだけど!』と騒いでました。
ねぇねぇ、毎月電気の使用量と請求額が通知されるんだけど、なんかよくわからないんだよね
わからないってどう言う意味?その電気の使用量に応じて請求されてるだけの話でしょ?
うん、まぁそうなんだけど。なんか違和感というか、腑に落ちないんだよなぁ・・・
じゃぁちょっと使用量と請求額教えて、一緒に考えてあげるよ!
電気代の実績をチェック
公示単価:電気会社が発表している電気使用単価(kw)
実質単価:ぼくの受け取った請求額と使用量から算出した実質的な単価
全て単位はベトナムドン(VND)です。
前提として、ぼくの動きを説明しておくと、12月から5月8日現在まで行動は基本的に同じです。コロナの影響で在宅勤務への移行など働き方に変化などは一切ありません。
1月分(=使用時期)において電気使用量が劇的に落ちています。これは2週間程度日本に帰国する用事があったからです。これには違和感は全くありません。
しかし、3月分を見てみると前月比ほぼ1.6倍の685kwにまで上昇しております。先ほど申し上げた通り、動きは毎月ほぼ固定されていて本来であれば450kw前後であるはずの使用量が685kwになっている。非常に不思議です。
そして、もっと不思議なのは、その電気使用量の変化に対して請求金額が1,917,515ドンと約1.8倍に跳ね上がっているのです。
4月使用分について確認してみると、爆上がりした3月と使用量、単価、請求額共にほぼ横ばいになっています。
ここで気をつけておきたいのが、ベトナムでは電気使用量に段階を設け、その段階ごとに電気使用単価が上がるシステムになっています。
おそらくこの請求額の上がり方はそのシステムの影響によるものではないか?という疑問が出ると思います。
しかし、こちらの表をご覧ください。
なるほど。401kw以上はすでに単価の天井になっていることが分かります。
つまり、ぼくの電気使用実績でいくと、12月・2月・3月・4月は電気価格(公示単価)が同じはずです。なのに、実質単価が上がっています。
このグラフでもわかる通り、もちろん使えば使った分だけ請求額が増えています。電気使用量と請求額の推移大きな乖離はないように見えます。
しかし、公示単価と実質単価の違いに着目すると、3月以降に急に解離が大きくなっています。
3月1日から新電気使用単価の適用が始まってるんじゃないの?という話もあり新しい電気使用量の区分の提案が発表されていましたが・・・
仮にこれが適用されていたとしても401-700kw内での変動であるため、ぼくの12月・2月・3月・4月の適用単価が変わったとは考えにくいです。
また、電気料金の値上げの決定は2019年3月に行われて以降、2020年になってから全く行っていないうえ、2020年内の電気料金値上げの予定はないと公式に発表されています。
以上から考えて、ぼくの3月の電気料金の値上がりは明らかに異常であるように感じています。
そして、4月分の請求内容を見ても、異常な値上がり後の基準が維持されています。
電気規制当局へのマスコミ取材結果
電気規制当局やEVN(電力会社)に対して、非常に多くの苦情・質問が2020年4月にあった為、電気規制当局やEVNは回答を出しています。
コロナの影響で生活習慣が変わっている。子供は家にいるようになるし、在宅勤務も増えた。外出自粛もあった為、家で電気を使う割合が増えたのです。
なるほど、これはもっともらしい理由ですし、その可能性も大いにあると同意します。ただ、ぼくの場合去年から今現在にかけて、生活サイクルや行動はコロナの影響に大きく受けたこともなく、ほぼ同じ行動をしているので、電気使用量が1.6倍になっているのは明らかにおかしい。
また、ぼくの友達の店舗では、でもコロナの影響により閉店しておりほぼ使用していなかった物件の電気量も爆上がりしていることも説明がつかない。
3月以降気温が上昇しているため、3月使用分から電気使用量が上がっているのは自然。気温が1度上がればエアコンの消費電力も2-3%上昇する。
なるほど。もっともらしい理由ですね。
ただ、ぼくの電気使用量の推移を見れば分かる通り、約60%上昇しています。月のエアコン使用電力が2-3%増えたとかのレベルの話ではないですし、ぼくの家のエアコンは日本製で2年前に買い換えたばかりです。
消費電力カウンターを操作しているのではないかという話もSNS上にたくさん流れているが、それは真っ赤な嘘。
メンテナンスや検査は独自に(外注して)定期的にしているし、設置前に政府内で承認を取った機械を設置するようにしている上に、問題は出ていない。不正のしようがない。
検査を自分たちでやってどうするんですか?というのが民間の大方の感じ方だと思いますが・・・
独立した検査期間を使って、検査結果を提示して初めて問題ないと言えるのでは?これだけ世間で問題になっててこの対応は明らかに無責任。
*ちなみに、電気料金についてはいっつもこんな感じの回答を繰り返して、ほとぼりが冷めるのを待つスタンスにされています。
世界を正しくみる習慣を知りたい方はこちらの読んでみる!
2019年3月にも電気料金が急に上昇
2019年にも電気料金の請求書を見て、目ん玉が飛び出たことがあります。
いつも通りの生活をしていたのに、電気料金が急上昇したのです。
当時調べたところ、同年3月20日から電気料金が値上げになりました、と。
最大8.36%の電気料金の値上げと伝えられていますが、自分の電気料金請求をみると明らかにもっと上がっており、当時は友人と疑問を投げかけあっていました。
例えば、2012年の値上げの時には、風の噂で、『投資がうまくいかなくて困ってるけど、利益出さないといけないので値上げ』という話が出ていました。
2019年の場合は、『発電コスト上昇に伴う値上げ』と聞きましたが、同時に新規事業の失敗とも聞きましたが、真偽はぼくにはよく分かりません。これが本当の本当なら、もう色々とヤバイとしか言いようが無いですね。独占事業ではこういう話は付き物なのかもしれませんが。
真相やいかに。
結論:やっぱりなんか腑に落ちないというか不明瞭 (5月追記)絶対におかしい
ここまで考察を進めてきましたが、いかがでしょうか?
電気料金単価が急に上がっているのはやはり腑に落ちません。電気料金上げないよ?って言っているのに上がっているという。
こういうのを相談できる先がなかなか無いのも問題ですが、この2020年、コロナの影響で困っているみなさんの死活問題にならないことを祈るばかりです。
それはともかく、電気使用量のカウントが1.5倍になっているのは明らかにおかしい・・・設置されているカウンターに不具合があるのでしょうか・・・?
みなさんはどう思われますか?
今後も調べを進めて参ります。
おまけ:ベトナムに住む・旅行に行くなら、絶対に検討すべき
支払いといえば、ベトナムに住む・旅行することを検討されている方向けのおまけ情報です。
楽天プレミアムカードはご存知ですか?
ベトナムに住むようになると、国内や国外への飛行機移動が圧倒的に増えると思います。ぼくも実際1年ですぐベトナム航空のプラチナム会員(最上級ランク)になるほどで、マイレージもすごい溜まりました。
ベトナム航空はゴールド会員以上であればラウンジが無料で使えますが、それまでの間はラウンジが使えません。空港でも待ち時間など、居場所に困ることもしばしば・・・そして、カフェやレストランにお腹も空いていないのに入ると言うことが度々ありました。
そんな中、楽天プレミアムカードの追加特典として、プライオリティーパスというものがあることを聞き、日本にしばらく住むタイミングで、申込・手に入れました。プライオリティーパスとは、提携している世界中の空港ラウンジが会員ランクにより使い放題(プレミアムカードに付帯のプレステージ会員は、回数制限なく使い放題)という優れもの。海外在住者の間ではもはや常識となっているカードです。
楽天プレミアムカードは年会費11,000円(税込*2020年4月時点)で、プライオリティーパスのプレステージ(単独で申し込むと、約47,000円)やその他付帯保険などの各種ベネフィットもついてきます。いろいろな空港で時間潰しにカフェに入り1,000円から2,000円消費していれば11,000円は大きな金額ではないと考えたところ、大正解でした。
変にゴリ推しするつもりもないですが、ぼくは実際に使って持っておくべきだとおもうので、よかったら検討してみてください。
楽天プレミアムカードの公式ページはこちらから!詳細も確認できます。
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